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キリスト教

クリスマスはイエス・キリストの降誕を記念する祭日ですが、聖書そのものには誕生日の特定日は書かれていません。教育の場ではしばしば、「誕生日パーティーの日」ではなく「お誕生をお祝いする日」と表現すると、祝日の宗教的意味が伝わりやすくなります。

基礎知識

イースター(復活祭)は、十字架刑で死んだイエス・キリストの復活を記念する、キリスト教でも最重要級の祭りであり、教会暦の中心に置かれています。大学の宗教学入門で教会暦の年輪図を使って聖週間から復活節までを説明すると、学生が必ず立ち止まるのが、毎年日付が動く「移動祝祭日」であることと、

キリスト教

ローマ教皇ロシア正教会福音派ペンテコステが同じ報道に並ぶと、同じ階層の語なのか分かりにくく感じる読者がいます。初学者向けの説明では、地図と系統図を重ねて示すことで混線を整理する手法が有効です。本稿でも同様の構成で整理します。 軸になるのはカトリック、東方正教会、プロテスタントの三大系統です。

キリスト教

十戒は出エジプト記 20章2–17節と申命記 5章6–21節に記された、ユダヤ教とキリスト教に共有される基本的なテキストです。ヘブライ語では「十の言葉」、ギリシャ語由来ではデカローグと呼ばれ、モーセが二枚の石板を受けた契約の場面と結びついて語られてきました。

イスラム教

イスラム教は7世紀初頭のアラビア半島で生まれた一神教ですが、その世界はアラブ世界だけにとどまりません。2025年前後の推定で約20億人のムスリムが暮らしているとされます(出典:Pew Research Center の推計)。

基礎知識

日本の職場で、断食中の同僚がいる日の昼休みをどう過ごすのが自然かと考えるとき、まず押さえたいのは、ラマダンが断食そのものではなくイスラム暦(ヒジュラ暦)第9月の名称で、断食という実践はサウムと呼ばれるという基本です。

イスラム教

イスラム教の基本をつかむなら、まず六信は「何を信じるか」の6項目、五行は「何を行うか」の5つの義務だと押さえるのが近道です。両者は、信仰内容としての世界観と、日々の実践規範としての生き方がかみ合って一つの信仰を形づくる、という関係にあります。

基礎知識

大学初年次の宗教学入門で毎年よく見かけるのが、学習者がクルアーンを「時系列で並ぶ本」だと思い込み、さらに翻訳も原文と同じものとして受け取ってつまずく場面です。クルアーンはイスラム教の聖典で、語義はおおむね「読誦されるもの」を指し、啓示そのものと冊子体のムスハフ、翻訳、注釈書タフスィール、

比較・コラム

スンニ派とシーア派は、どちらもイスラム教の内部にある大きな潮流ですが、違いは「誰が後を継ぐべきだったか」だけでは捉えきれません。大学の初年次講義でも、その一点に絞ると全体像を見失いやすいため、私はまず共通点と主要な違いを比較表で置き、続いて632年・680年・16世紀初頭・1979年の転換点を年表でたどり、

イスラム教

ハラルはイスラム法で「許されたもの」を指し、反対にハラームは「禁じられたもの」を指します。対象は食事だけでなく生活全般に及びますが、本稿では、日本で接点の多い食事対応に絞って、定義から実務上の配慮まで中立的に整理します。

基礎知識

東京ジャーミイを見学したとき、靴棚で履き物を預け、必要な人はスカーフを借り、案内表示に導かれて2階ギャラリーへ上がるだけで、この建物が礼拝堂にとどまらない場所だと伝わってきました。

イスラム教

ムハンマドの生涯を理解するときは、人物伝だけを追うより、まず「預言者」「啓示」「クルアーン(コーラン)」「ハディース」「スンナ」の関係をほどいてから、メッカからマディーナへの移動を時間軸に置くほうが全体像が崩れません。