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基礎知識

アニミズム・シャーマニズム・トーテミズムは、しばしば「原始宗教の3類型」として並べられますが、実際にはそれぞれが見ている層が違います。アニミズムは世界観、シャーマニズムは職能と技法、トーテミズムは社会組織と分類の概念であり、同じ社会に3つが重なっていても不思議ではありません。

比較・コラム

宗教的な服装は、世界の主要宗教で謙虚さ、神への敬意、信仰の帰属を示すしるしとして受け継がれてきました。ヒジャブ、ニカブ、ブルカ、キッパ、ターバンの違いは、見た目だけでは判別しにくいでしょう。

比較・コラム

イスラム暦は、月の数を12と定めたまま太陽年との差を引き受ける純粋太陰暦であり、ユダヤ暦や日本の旧暦は、その約11日のずれを閏月で吸収する太陰太陽暦だ。暦の違いは「月か太陽か」ではなく、太陽年365.2422日と太陰12か月354.37日の差をどう処理するかに尽きるのである。

比較・コラム

日本人の宗教観は、江戸期の寺請檀家制度と1995年の宗教不信を経て形づくられた「無宗教」が出発点です。比較宗教学の講義で「無宗教の人は手を挙げて」と聞くと8割ほどが挙手し、続けて「今年初詣に行った人は」と問うと同じ手がほとんどまた上がる光景は、その矛盾をそのまま映しています。

その他の宗教

マニ教は、3世紀のササン朝ペルシアでマニが創始した二元論的宗教であり、ゾロアスター教を土台にキリスト教、グノーシス主義、仏教の要素を取り込んで成立した。西はスペインや北アフリカから東は中国まで広がり、ローマ帝国内では公認前のキリスト教に匹敵する勢力を築き、

キリスト教

天使の九階級とは、5世紀の『天上位階論』で体系化された、九つの位階を上・中・下の三隊に三つずつ配した天軍の序列である。熾天使、智天使、座天使から主天使、力天使、能天使、そして権天使、大天使、天使へと続く入れ子構造は、神に近いほど上位という一本の原理で理解するとすっと整理できます。

キリスト教

洗礼名(クリスチャンネーム)とは、キリスト教徒が洗礼を受けるときに授かる、もう一つの名前です。聖人名や天使名、聖書に由来する名から選ばれ、本名を書き換えるものではなく、信仰上の名前として並んで持つのが基本になります。

比較・コラム

入れ墨は、宗教によって冒涜にも信心にもなる行為である。中東の宗教文化と東洋宗教を横断して見ていくと、その落差には何度も驚かされるが、結局のところ分かれ目は「禁止か容認か」ではなく、神が与えた身体をどう捉えるか、そして聖典や伝統をどう解釈するかにあります。

比較・コラム

宗教ごとの飲酒ルールは、イスラム教、シク教、キリスト教、ユダヤ教、仏教を並べて見ると、単なる禁止か許容かでは整理できません。『コーラン』第5章90節が示すイスラム教の禁酒は神の明確な命令に支えられ、仏教の不飲酒戒は他の戒を破る引き金を断つ遮戒として運用されるため、

比較・コラム

国旗に描かれた宗教シンボルは、世界の約64か国に見られ、その中心はキリスト教の十字とイスラム圏の三日月と星、そしてアラビア文字です。国際スポーツ大会の入場行進で次々と現れる旗を見て、十字や三日月の「なんとなくの宗教イメージ」が本当に当たっているのか確かめたくなり、一覧にして見直すと、

比較・コラム

最後の審判とは、世界の終末に復活した全人類が生前の行いに応じて裁かれ、天国と地獄へ振り分けられる思想である。ミケランジェロの壁画や終末報道で耳にすることは多いが、キリスト教・イスラム教・ゾロアスター教のあいだで何が共通し、どこが決定的に違うのかは意外と整理されにくい。

比較・コラム

宗教の象徴色は、サフラン、緑、白、黒という4色を軸に、ヒンドゥー教、仏教、イスラム教、キリスト教、汎アラブ文化圏まで横断して見比べると、驚くほど筋道が立っています。