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イスラム教

イスラム教の基本をつかむなら、まず六信は「何を信じるか」の6項目、五行は「何を行うか」の5つの義務だと押さえるのが近道です。両者は、信仰内容としての世界観と、日々の実践規範としての生き方がかみ合って一つの信仰を形づくる、という関係にあります。

基礎知識

大学初年次の宗教学入門で毎年よく見かけるのが、学習者がクルアーンを「時系列で並ぶ本」だと思い込み、さらに翻訳も原文と同じものとして受け取ってつまずく場面です。クルアーンはイスラム教の聖典で、語義はおおむね「読誦されるもの」を指し、啓示そのものと冊子体のムスハフ、翻訳、注釈書タフスィール、

比較・コラム

スンニ派とシーア派は、どちらもイスラム教の内部にある大きな潮流ですが、違いは「誰が後を継ぐべきだったか」だけでは捉えきれません。大学の初年次講義でも、その一点に絞ると全体像を見失いやすいため、私はまず共通点と主要な違いを比較表で置き、続いて632年・680年・16世紀初頭・1979年の転換点を年表でたどり、

イスラム教

ハラルはイスラム法で「許されたもの」を指し、反対にハラームは「禁じられたもの」を指します。対象は食事だけでなく生活全般に及びますが、本稿では、日本で接点の多い食事対応に絞って、定義から実務上の配慮まで中立的に整理します。

基礎知識

東京ジャーミイを見学したとき、靴棚で履き物を預け、必要な人はスカーフを借り、案内表示に導かれて2階ギャラリーへ上がるだけで、この建物が礼拝堂にとどまらない場所だと伝わってきました。

イスラム教

ムハンマドの生涯を理解するときは、人物伝だけを追うより、まず「預言者」「啓示」「クルアーン(コーラン)」「ハディース」「スンナ」の関係をほどいてから、メッカからマディーナへの移動を時間軸に置くほうが全体像が崩れません。

基礎知識

イスラム文明の黄金時代は、バグダードの知恵の館だけが生んだ奇跡ではありません。大学の初年次講義でも「黄金時代=知恵の館」という単線的な理解にたびたび出会いますが、実際には翻訳で外部の知を取り込み、研究で理論を鍛え、交易と移動を通じて各地へ伝えるネットワーク全体が支えた現象でした。

仏教

仏教は、紀元前6〜5世紀ごろに現在のネパール南部からインド北東部で始まり、いまでは世界で約3.2億〜5億超とも見積もられる大きな伝統です。ただ、その全体像は「お釈迦さまの教え」「日本のお寺の宗派」「難解な経典」が別々に見えて、初学者ほど輪郭をつかみにくいところがあります。

仏教

寺院を訪ねると、山門の扁額や本堂の掲示にある天台宗曹洞宗真言宗といった宗派名がまず目に入り、続いて読経の調子や安置される仏像の雰囲気にも、はっきりした違いがあることに気づきます。そうした違いは単なる寺ごとの個性ではなく、日本仏教がたどってきた歴史と教えの整理の仕方に結びついています。

仏教

禅はサンスクリット語のdhyāna(禅那)にさかのぼる、仏教の瞑想実践に根差した流れです。中国で禅宗として形を整え、日本では臨済宗曹洞宗黄檗宗へと展開しましたが、その違いは名前だけではなく、坐禅・公案・悟りの結び方にもはっきり表れています。

比較・コラム

寺院を訪ねると、掲示板には「念仏は感謝の称名」とあり、別の場では御朱印帳に「南無阿弥陀仏をとなえて極楽往生を願う」と記されていて、同じ念仏でも意味づけが違うことに気づかされます。浄土宗と浄土真宗の違いは、まさにこの一点に集約できます。

基礎知識

通夜から四十九日法要までのあいだ、僧侶が「中陰」や「追善供養」という言葉を静かに説明しても、参列する側には輪廻や六道、成仏が一つの地図として結びつかないことが少なくありません。そこで本記事では、輪廻(サンサーラ)を生死の反復、業(カルマ)をその行為のはたらきとして説明します。