遠藤 サーリフ

中東宗教文化研究者

中東地域研究を専攻し、エジプト・トルコ・イスラエルでの長期滞在調査経験を持つ。アラビア語・ヘブライ語の原典読解が可能で、アブラハムの宗教の相互関係を専門的に解説します。

イスラム教ユダヤ教キリスト教

中東地域研究専攻。エジプト・トルコ・イスラエルで長期滞在調査。アラビア語・ヘブライ語文献の原典読解に対応。

遠藤 サーリフの記事 (3)

比較・コラム

イスラム暦は、月の数を12と定めたまま太陽年との差を引き受ける純粋太陰暦であり、ユダヤ暦や日本の旧暦は、その約11日のずれを閏月で吸収する太陰太陽暦だ。暦の違いは「月か太陽か」ではなく、太陽年365.2422日と太陰12か月354.37日の差をどう処理するかに尽きるのである。

比較・コラム

最後の審判とは、世界の終末に復活した全人類が生前の行いに応じて裁かれ、天国と地獄へ振り分けられる思想である。ミケランジェロの壁画や終末報道で耳にすることは多いが、キリスト教・イスラム教・ゾロアスター教のあいだで何が共通し、どこが決定的に違うのかは意外と整理されにくい。

比較・コラム

ヤハウェ、ゴッド、アッラーは、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教で呼び名が分かれている唯一神を指す呼称であり、名前が違うから別の神だと考えるのは早計です。三宗教はいずれもアブラハムを共通の父祖とするアブラハムの宗教で、ユダヤ教からキリスト教、イスラム教へと成立が続いたため、起源の筋道は一本につながっています。